top of page
検索
All Posts


南日本新聞を読んでいただけましたか?皆さんの歯を守る「フッ素」のお話を執筆しました
こんにちは!鹿児島市の「堀川歯科医院」、副院長の堀川大樹です。 11月も下旬となり、朝晩は冷え込むようになってきましたね。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。 当院に来院される患者さんとも「もうすぐ冬ですね」なんてお話をする機会が増えてきました。季節の変わり目、体調管理はもちろんですが、お口のケアも忘れずにしていきましょうね。 さて、本日は皆様にご報告があります。 先日、南日本新聞の医療・福祉欄「歯のはなし」にて、私が執筆した記事が掲載されました。 テーマは「歯の修復促し質を強化 ~フッ化物配合歯磨き剤~」です。 新聞という公的な場をお借りして、地域の方々に歯科知識をお伝えする機会をいただけたこと、大変光栄に思っています。 新聞の紙面では少し難しい言葉も使っていますので、このブログでは「結局、患者さんにとってどんないいことがあるの?」というポイントに絞って、噛み砕いてお話ししますね。 記事の中で私が一番伝えたかったのは、「フッ素(フッ化物)入りの歯磨き粉を、正しく使えば歯はもっと強くなる」ということです。 実は、フッ素には大きく分けて2つのすご
大樹 堀川
11月29日読了時間: 3分


「手術が必要」と言われても諦めない!重度歯周病を『切らずに治す』最新の選択肢
「手術しましょう」と言われたら、誰だって怖いですよね 「◯◯さん、歯周病が進んで骨が溶けていますね。しっかり治すには手術が必要です」 定期検診で歯医者さんにこんなことを言われたら、ドキッとしてしまいますよね。「歯茎を切るの?」「痛そう…」「仕事も休まなきゃいけないのかな」と、不安で頭がいっぱいになってしまうかもしれません。 一般的に、歯周病が進行して歯を支える骨が減ってしまう(専門的には「骨内欠損」と呼びます)と、歯茎を切開して中の汚れを取り除く手術が推奨されることが多いのです 。 でも、「できれば痛い思いはしたくない」「手術なしで治る方法はないの?」というのが、患者さんの本音だと思います。 実は、そんな皆さんに朗報があります。最新の歯科研究の世界では、「手術をしなくても、高度なクリーニングだけで骨は再生するかもしれない」という、希望の持てるデータが注目されているんです。 実は、最新の研究でこんな面白いことが分かったんです 今回ご紹介するのは、イギリスのロンドン大学クイーン・メアリー校などの研究チームが発表した、ある臨床試験の計画に関する論文です
大樹 堀川
11月28日読了時間: 4分


歯磨き粉の選び方。フッ素濃度で変わるむし歯予防
歯磨きしてるのに、むし歯になるのはナゼ? 「毎日ちゃんと歯磨きしているのに、むし歯ができてしまう…」 「お店には歯磨き粉がたくさん並んでいるけど、むし歯予防のためには、どれを選んだらいいの?」 そんな風に思ったことはありませんか? 実は、むし歯予防の効果は**「歯磨き粉に含まれるフッ素の量(濃度)」**によって変わることが、科学的にわかっています。 今日は、その「安全で効果的なむし歯予防」に関する、とても信頼できる研究データをご紹介しますね。 当院で取り扱っている歯磨き粉の一例です。 信頼できるデータが示す「フッ素濃度」の効果 歯科医療の世界では、たくさんの質の高い研究結果を世界中から集めて分析した、「コクランレビュー」という非常に信頼性の高い報告があります。(※) 2019年に発表されたこの報告では、96件の研究、合計6万人以上のデータを分析し、「フッ素入りの歯磨き粉が、フッ素の濃度(量)によって、どれくらいむし歯予防の効果が違うのか」を徹底的に調べました。 (※ 参照: Walsh T, et al. Cochrane Database of
大樹 堀川
11月7日読了時間: 3分


歯が減ったらすぐ入れ歯?鹿児島市の歯医者が教える「本当に必要な治療」
歯が減ったら、すぐに「入れ歯」や「インプラント」が必要? 「奥歯が1本抜けてしまった…」 「歯が減ってきたら、すぐにでも入れ歯やインプラントを入れないといけないのかな?」 歯を失った時、多くの方がこんな不安を感じられるかもしれません。 もちろん、失った歯を補う治療はとても大切です。ですが、「歯が抜けたら、すぐに・全部を補わなければならない」と考えるのは、もしかしたら早計かもしれません。 こんにちは。鹿児島市の堀川歯科医院です。 私たちは、「本当に必要な治療」を患者さんと一緒に考えることを大切にしています。今日は、歯を失った時の治療について、ひとつの大切な研究結果をご紹介しながらお話しします。 「奥歯がない=噛めない」は本当? 昔から、歯がなくなったら、残っている歯にバネをかける「部分入れ歯」や、両隣の歯を削る「ブリッジ」、あるいは「インプラント」で補うのが一般的でした。特に一番奥の歯がなくなると、ブリッジはできないため、多くの場合「取り外し式の入れ歯」が選ばれてきました。 でも、本当にそうなのでしょうか? 過去の研究では、「私たちの口が持つ“適応
大樹 堀川
10月31日読了時間: 3分
bottom of page